[小ネタ] Lambdaで共有可能なテストイベントが作成できるようになりました
AWS Lambda(以下、Lambda)で、同一AWSアカウント内で共有可能なテストイベントが作成できるようになりました!
このアップデートにより、同一AWSアカウントで複数開発者が異なるIAMユーザーでアクセスしている場合においても、開発者間で同じテストイベントを共有してLambda関数を呼び出すことが可能となります。
Lambda のテストイベントについて
Lambdaではテストイベントを定義してLambda関数を呼び出すことで、マネジメントコンソール上でLambdaをテストすることができます。
詳しくは、以下の公式ドキュメントを参照してみてください。
やってみる
それでは、実際にLambdaでテストイベントの共有を試していきましょう。
まずは、適当に用意したLambda関数をコンソールで開き、「テスト」タブを選択します。
「新しいイベントを作成」を選択し、複数の開発者(IAMユーザー)間で共有するテストイベントを作成していきます。
新しく イベント共有の設定
が選択できるようになっているので、 共有可能
を選択した上で、適当なイベントJSONを記述し「保存」します。
これで共有用のテストイベントが作成されました!
なお、共有用のテストイベントはEventBridgeのスキーマレジストリに保存されます。
共有用のテストイベントが準備できたので、次は実際に別の開発者(IAMユーザー)でテストイベントが利用可能か確認してみます。
別開発者のIAMユーザーでマネジメントコンソールにアクセスします。
対象のLambdaを開いてみると、先ほど作成したテストイベントが利用可能な状態になっています。便利!
おわりに
Lambdaで共有可能なテストイベントが作成できるようになりました。
同一AWSアカウント内で複数の開発者がアクセスするケースは多いと思いますが、Developer eXperience が向上する地味に良いアップデートではないでしょうか?
自分のチームでも利用する機会があれば積極的に使っていこうと思います。
それでは。